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真っ黒で赤サビまで付いたホイールの洗浄方法

暖冬のはずだった今年の冬も

気が付けば例年通りの寒い日々・・・。

寒いからと、近所のコンビニまで車で出掛けるこの頃です。

 

だけどね、車は使えば使うほど汚れる箇所は沢山あるのです。

中でも、こんなにも汚れが落ちない箇所はホイールで決まり!!

目次-Contents

ホイールが汚れる原因・メカニズムとは

ホイールスポーク部の錆

お洒落は足元から・・とは言いますが、

ここまで放置してしまったホイールは中性洗剤でも・・

まぁ~落ちないよね。。。

ブレーキダストとは?

ホイールに付いた汚れを見て、

私、そんな未舗装の道路を走って無いよ?とか、

ただ単に奇麗な舗装路を走ってるだけなのに、

何でこんなにも汚れてるの?

もしかして、車がどっか故障してるの?

 

車の知識のない人から見ると不思議に思う事も有るはずです。

そんな方は一度、よく汚れを見て下さい。泥や砂の汚れじゃないんです!

実はブレーキダストの正体は、『金属の粉』なんですよね。

 

だから、汚れた状態で放置したままにすると、雨でぬれたり、

乾いたりを繰り返す事で、やがてこの金属が錆びて変色しだすんです。

 

欧州車やスポーツブレーキパッドは汚れやすい?

ブレーキダストの原因である金属がどこから飛んでくるのかですが、

それを説明する為には簡単なブレーキのメカニズムを話します。

 

車が止まる為には、ブレーキロータという円盤状のパーツをブレーキパッドと呼ばれる

金属で出来た板が左右から挟む事で摩擦力を抵抗に、

運動エネルギーを熱に変換させて止まります。

 

ブレーキを踏む度に、この摩擦力によって

お互いが擦れて粉として飛ばしながら止まるんです。

 

一般的に、街中を走る際の速度では約300℃程度かそれ未満ですが、

下り坂が続く峠の坂道を気持ち良く運転した際や、高速道路を気持ちよく飛ばしたて

しっかりブレーキを踏んだ際には500℃~900℃の高温状態になります。

 

欧州車やスポーツパッド等はブレーキの摩擦抵抗を高く設定し、

高速道路など高いレンジのスピード域から

しっかり停止できる様にセッティングしたあります。

よって、発生する熱量も多いですし、摩擦力が高いので金属の粉も発生し易くなります。

 

また、粉の量が増えるだけでなく、発熱量が多い事でまき散らされる金属の粉も

それなりに熱せられいてる為、ホイールに突き刺さるだけで無く、溶着してしまうのです。

 

こうなっては洗剤などでは到底、洗い流す事は出来ませぬ。

中性洗剤で洗浄したホイール

業務用ホーイルクリーナーを使う

ホイールに突き刺さったり、溶着してしまった金属の粉(鉄粉)は

これまでに述べた通り、通常の洗剤ではビクともしません。

ムキになってタワシなど固いブラシで擦ってしまっては、

鉄粉が粉ヤスリとなり今度はホイールを傷つけてしまいます。

業務用クリーナーは鉄粉を溶かす

削っても、擦っても鉄粉を取る事が出来ないので、

もうこれ以上お手上げかというと、世の中捨てた物ではない様だ。

 

科学の力というか、化学の力により、鉄粉を溶かす方法があるようだ。

 

各社、酸性やアルカリ性の力により方法は様々で企業秘密の部分も有る様だが、

基本的には溶かすが味噌の様だ。当然それなりの異臭は覚悟する必要がありそうだ。

業務用サビ取りクリーナのカーピカルを試す

カーピカルを選んだ理由を本来なら述べたい所なんだが、

実は選んだ理由や根拠が無い・・

正直、この商品が凄いという情報も無かったし、期待もしていなかった。

 

ただ、自分のホイールの状況を見て、ココまでサメ肌にサビがこびり付いた

ホイールをネットの情報で見た事がなかったから、

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一般的にホームセンタや量販店で販売されている類の物ではムリと決め付けていた。

だから、よくホイールクリーナで目にする紫色に変色する商品は試していない。

 

今だから言えることだが、『業務用』という類の言葉に自分が弱く、

それにすがったのかもしれない・・・。

この商品を選んだのは、たったそれだけの理由です。

カーピカルによる洗浄

調べた前情報から、洗浄液の『カーピカリ』の他に

以下の物を用意した。

  • ニトリル手袋
  • マスク(匂いがキツイ為)
  • メガネor保護メガネ
  • ブラシ
  • 洗浄液を洗い流す為の水の入ったバケツ

ホイールの洗浄に必要な装備

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感想(231件)

まずセンターキャップを外す!

私の場合は失敗談になるのだが、

洗浄液をホイールに吹き掛ける前に、センターキャップを外す事!!

センターキャップを外す

この商品の説明書にも記載されているのだが、

メッキ部分に洗浄液が掛かると白い斑点というか、メッキがくすんでしまいます。

だから、面倒でも必ずセンターキャップを外して下さい!!

センターキャップに斑点が出来た

カーピカルによる洗浄

カーピカルの洗浄液を汚れだけで無く、サビ付いたホイールに塗布する。

汚れの度合いにもよるが、しばらくすると鉄粉と反応して液体が白濁してくる。

この辺でマスク越しでもアンモニア臭が鼻を刺激して、

あらゆる物の匂いがアンモニアにしか匂わなくなる。

長時間の作業には向いていない様だ。。。

洗浄液をスプレーする

4本のホイールに洗浄液をササッと吹き付け、

汚れのひどい箇所にはキッチンペーパに洗浄液を浸み込ませ

蒸発しないよう集中的に洗浄液を塗布する。

ある程度、液体が鉄粉に浸み込むと、

今まで頑固にこびり付いていた鉄粉がスポンジやブラシで擦るだけで、

嘘の様にサラリと取れる様になる。

付属のブラシより、使い古しの歯ブラシの方が隅っこまで届いて便利でした。

 

ここぞとばかりに、洗浄液が乾く前に汚れを落とそう!

ただし、焦ってゴジゴジ擦ると、鉄粉が研磨剤となり、

ホイールを傷付けてしまうので注意が必要だ。

洗浄液の洗い流し

頑固な汚れを一掃したら、

水でしっかりカーピカルの洗浄液を洗い流そう。

 

写真を見てもわかるように、強力な洗浄力がある液体の為、

ホイールに液体を残してしまうと、ホイールの塗装を傷付ける恐れは十分にある。

念には念を入れて洗い流そう。

 

それから、鉄粉やサビが取れて奇麗になったホイールを見ながら、

満足げに他人に自慢するのも、楽しみ方一つだと思います。

奇麗になったホイールのリム部分

奇麗になったホイールのスポーク部分

まとめ

カーピカルにより、諦めかけていたホイール汚れを落とせました。

鉄粉の付着や赤サビまで奇麗に落とす事が出来ました。

 

本来なら、ココまで汚れが固着したりサビ付くまでに対処する事が

一番大切なメンテナンス方法ですし、アンモニア臭は作業後も鼻につきます。

 

皆さんは、このブログを反面教師にメンテナンスに勤しんで下さいね。

でも、ホイールの汚れで困っている知人がもしいるなら、

当ブログを是非オススメしてくださいね(^^♪

 

>>次は『工具を使わないオイル交換の方法』を読んで下さい

 


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